ストーリー
徳島県の大谷焼、鳴門の渦潮の見れる所に近い、”行って見た”。だが渦潮がない、聞いて見ると潮の満潮時、干潮時に見れるという。よく確かめてから行かないと骨折り損ということになる;
大谷焼(おおたにやき)は
徳島県鳴門市の大谷地区で作られる
陶器である。寝轆轤と呼ばれる独特の
轆轤を用いて制作される大甕で知られる。寝轆轤は相手が寝ながら足を用いて回す仕掛けで基本的に大甕作りは二人の呼吸が合っていないと作れない。尚、この大甕は阿波地方の特産である
藍染めに欠かせない道具であり、藍甕と呼ばれる。
大谷焼は元々、染付磁器が焼かれていた。だが、経営悪化で廃窯となり、これを藍商人であった賀屋文五郎らの手によって再興、
信楽の陶工の協力もあって藍染の需要に見合った大甕を焼くことになったのである。
明治に入ると化学染料の開発、生活様式の変化に伴い、藍甕の需要は激減、不振に陥った。それでも脈々と大甕作りは続けられ、今日に至っている。また、現在は
壺、
皿、
徳利、片口、茶器などといった小物を焼いている窯も見られる。
2003年(平成15年)の9月に経済産業省指定伝統的工芸品となった。
関連項目
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陶磁器
en:Ōtani ware