高田焼 とは
高田焼(こうだやき)は熊本県八代市で焼かれる陶器で、八代焼ともいう。上野焼を起こした尊楷が、藩主細川忠利の肥後への転封に従い、寛永10年(1633年)に長男の忠兵衛とともに高田郷にて窯を築いたのが始まり。その後は代々、御用窯として保護され、江戸時代には高田焼の特色でもある白土象嵌の技法を完成させた。現在もこの流れを汲む技法を堅持しつつも、新たな彩色象嵌を開発するなどして発展を遂げている。
● 白土象嵌
高田焼は一見、青磁のように見えながら陶器であるのが特色。また、白土象嵌とは成形した生乾きの素地に模様を彫り込み、そこに白土を埋め込んで、余分な部分を削り落とした後に透明釉をかけたもので、独特の透明感と端正さがあり、かの高麗青磁を彷彿させる。
高田焼の特色
● 白土象嵌
高田焼は一見、青磁のように見えながら陶器であるのが特色。また、白土象嵌とは成形した生乾きの素地に模様を彫り込み、そこに白土を埋め込んで、余分な部分を削り落とした後に透明釉をかけたもので、独特の透明感と端正さがあり、かの高麗青磁を彷彿させる。