ストーリー
飛騨高山の町外れに1軒、道路沿いに陶房がある。珍しい色合いの伊羅保茶碗、なかなかに!!今年も早や11月、カレンダーが後2枚、早いもんだねー、飛騨高山へ行ってからもう5年以上経ってしまった!!
小糸焼(こいとやき)は
岐阜県高山市で焼かれる陶器である。名の由来は
高山城下にあった地名、小糸坂に由来している。茶陶で知られる。
寛永年間の開窯で、高山城主の
金森重頼が京都の陶工、竹尾源十郎を招いたのが始まり。重頼の兄、宗和が高名な
茶人でもあったため、彼の指導の下で茶器を焼かせた。茶陶として名を馳せたが、金森家が出羽に転封されたために僅か20年に廃窯となった。その後、二度復興を試みられたがいずれも短命に終わっている。
2006年現在の小糸焼は戦後に長倉三朗とその息子、靖邦が綿密な発掘調査の下に復活させたものである。小糸焼は独特の作風で知られ、ざらざらした器肌に鉄絵で「麦藁」と呼ばれる縞模様を施した作品や、青伊羅保といわれるコバルトブルーの釉薬を用いた鮮やかな作品が代表的である。